ポケモンと永ちゃんと「コンテンツの横展開」

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さて今日は息子の誕生日。朝から色々と振り回されておりました。きょうだい共に現在はポケモンに大ハマりなので、総本山へ。

実を言うと大阪→関東な転職活動をしていた頃、転職サイトにポケモンセンターの職員募集が載っていて、一瞬面白そうだなと思いつつも指向性が違うと応募しなかった記憶がうっすらと。

ポケモン絡みの事業に関してはいろんな会社が関わってまして、「任天堂」と「株式会社ポケモン」、あとはゲームそのものの開発をやっている「株式会社ゲームフリーク」などが主なところ。

ポケモン (企業) - Wikipedia

ちなみに『ポケモンGO』は「Niantic社(開発)」と「株式会社ポケモン(ライセンス)」との共同開発だったりします。Niantic社に対して任天堂株式会社ポケモンが出資していたりもしてるんですね、知らなかった。

・・・と調べつつメモがてらブログを書いていますが、ポケモンセンターに行った時に「コンテンツの横展開って、もはや当たり前なんだよな」なんてことを考えてたのが引き金となってたんですね。

元々はゲームが最初で、アニメ・映画・グッズ・・・と広がって、色々手に負えなくなって共同出資でライセンス管理やプロモーション、直営店運営など専門で行う会社が立ち上がり・・・という流れ。

そりゃぁカードやらぬいぐるみやらゲームやら映画やら・・・キレイに子供達の心をわしづかみにして、根こそぎやられるわけですよ。

逆説的にコレを「ゲームのヒット」だけで終わりにしていたら、ココまでの大騒ぎにはならなかったでしょうし。

で、この「コンテンツの横展開による、『1粒で2度3度おいしい』的な・・・」でいうと、音楽の世界もそのようになってますもんね。

CDが売れない→ライブ・グッズで稼ぐみたいな図式や、賛否両論な握手券・投票権付きCDとか、「環境の変化に適応できるものが生き残る」をまさに地で行く業界なのかなと。

そんな中やっぱりスゲーなと思ったのが矢沢永吉さん(・・・何かこの方は敬称略できない)ですね。35億の借金を数年で返済って・・・。気になって調べ直したら、自主レーベルでCD出してるんですね。知りませんでした。

この方でいうとなんといっても「タオル」なイメージですが、これも「コンテンツの横展開」「YAZAWAビジネス」ですもんね。

 

ところでこの「横展開」に至る考えってどんななんでしょうね?

  • ガッチガチに戦略考えてクロスセル・リピート策を云々・・・なのか?
  • ファンの皆さんにより深い感動や一体感、世界観の共有を・・・って感じの「顧客の喜ぶ顔見たさ」のソレなのか?

もちろん当事者にしか知り得ない部分なんでしょうけど、受け手側としては「後者」であってほしいなと。

・・・なんてことを客の立場で考えるということは、私を含む【横展開をしかける側】の心の持ちようとして、やっぱり「顧客満足とより深い関係性」のために色々な伝え方で良さや魅力、世界観を伝えていくのがいいんだなと再認識した次第。

確かに「売り手の戦略が透けて見える」ことって、なんかいやらしくて、むしろ引いてしまいますが、

【ピュアな横展開】や

【嫌らしさを感じさせない、しっかりと練られたマーケティング】、または

【嫌らしさも分かった上でそれでも・・・な大人のお客様と共存するビジネス】

ならむしろ喜ばしいことですもんね。一言で言うなら「顧客への愛情」でしょうか?

 

なんて目線で子供がDSでポケモンをやっているところを見ると、コレはコレでアリなのかな?とも思えてくる不思議。自分もキンケシやガンダムのプラモで育ってるから止めろとも言えないし・・・。