80年代アイドル楽曲の凄さにひれ伏す

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近松田聖子をはじめとした80年代アイドルの楽曲をあれこれ聴いています。というのも現在アレンジ中の某曲のイメージをそんな感じに仕上げたいというのがありまして・・・。で、聴いていると(当時小学生だったんですが)思っていたのと結構違う部分があったり、うわすげーっていう部分があったりと結構発見が多かったのでメモがてら。

まず一番に感じたのが「思っていたよりも音数少ないな」ということ。冷静に考えれば当然なのですが、当時(飛び道具的な使い方はあったけど)パソコンと音楽は別物だったんですよね。なので、現在ならばマシンスペックが許す限りいくらでも音を重ねることができますが、当時はテープに録音していたこともあり、トラック数(≒重ねる楽器の数)が限られる訳です。

おぼろげな記憶だとゴージャスなアレンジなイメージだったけど、実際に今改めて聴いてみると結構音数が少なくスカスカだったり(パソコンで作ると、ついスキマがあると「何かしら」で埋めたくなってしまうんです)するんですよね。

一方そんなスカスカな感じにもかかわらず音の厚みとか疾走感とかがしっかりと出ていたり、各楽器・各場面(Aメロ・Bメロ・サビとか)の役割がしっかりとできていたり、あとはやっぱりスタジオミュージシャンの腕による効果が効いていたりというのも見えてきて、スゲーな・面白いなと。

あとは、演奏そのものも基本シンプルに徹していることが多く、それに気付くまでは今回のアレンジにおいて、結構コードを原曲(作曲は別のメンバーがやってます)から大幅にいじりたおすつもりでいたんですが、ほどほどを意識しようと改心しました。

 

(少し話題それますが、この「本気でガンガン演奏したらもの凄い人達が、あくまで伴奏だから・・・と抑えめな演奏をする・・・んだけどよく聴くと凄さがにじみ出てしまっている」っていうのがカッコいいんですよね)

 

とはいえ、80年代当時のシンプルな作り方にこだわりすぎると、演奏面のボロを隠せなくなるというデメリットも。基本アマチュアのおっさんバンド、今更「猛特訓して上手くなる」伸びしろはあまりね・・・。この辺はさじ加減だろうな。

今回の某曲もアレンジ考え出すと深みにはまるヤツなのかな?

・・・と日曜なので、仕事の話を絡めずに音楽ネタで。