21世紀型スキルと20世紀な社会との狭間で

f:id:smallstart:20170919202651p:plain

さて今日は事務所にこもってました。あ、あとアレンジの打合せとかもやりましたね。

そんな感じの日でしたが、Facebookのタイムラインに流れてきたこの記事を読んでいて、「教育の世界の4C」なんて言葉に喰いつきまして。

そもそも今、教育の世界では「21世紀のスキル」として、「4C」という考え方が広まっています。4Cとは、四つの単語の頭文字に由来しており、AIやロボットが進化していく中で、人間に求められる力のことだと考えられています。具体的には次の四つです。
1)クリエーティビティー
2)クリティカル・シンキング
3)コミュニケーション
4)コラボレーション

 (一応)私も販促・マーケティング分野の人間なので、こっちの世界の「4P」だの「3C」だのは知ってます。ただむしろ起業してからはその辺の理論的なものから離れているんです、意図的に(※その辺の話はまたいつか)。

で、教育の方の4Cですが、検索でさかのぼっていくとパトリック・ニューエルさんという方が「不確実でどうなっていくか分からないこれからを生き抜くために必要なスキル」ということで上記の4つを挙げているようです。

凄く納得しますし、もう今や「読み書きそろばん」や「英語・コンピュータ・プレゼン能力(論理的思考って言う人もいますが)」の時代ではないんですね。

※確かに最近ロジカルシンキングではなくラテラルシンキング(水平思考)なんて言葉も出てきたり、あと「デザイン思考」なんていうキーワードも今回の4Cの文脈ですよね。

今までの「あたりまえ」を壊し、クリエイティブに各分野のプロ達と手を組み新しい未来を切り開く・・・いいじゃないですか。後出しジャンケンのようで恐縮ですが、自分も数年前から「右脳型」な世の中に変わる!なんて思うようになっていて、なんかマーケティングや販促などの定石に対して「今まで通りにいかなくなってきてないか?」と疑問を持つようになっていったんですね。

1世紀=100年単位で見ると、21世紀最初の20年(の後半)ですし、そろそろ20世紀のソレと入れ替わる時期なのかもしれないなぁ、なんて。

お堅いところやガラパゴスなところのほころびが露呈するニュースも最近増えてきたし、一方で貪欲に「これから」を模索しているところが伸びてきて・・・るんですが、旧態依然とした社会情勢やしがらみ、法律の壁に阻まれて・・・みたいな話も、心なしか増えてきたような。

「爆弾に対する心の準備」同様、「常識の変容に対応する準備」もそろそろ必要だよなと思うわけです。世代的に「逃げ切り」は不可能なのでね・・・。

という意味では、この時期に「教育の4C」なんて言葉に出会えたのはよかったなと。