『ザ・シェフ』が止まらない

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今日は日曜日、スイミングと野球の送迎をやって、その合間に曲のアレンジといういつものやつを。で、さらにその合間にKindle Unlimitedで『ザ・シェフ』を読んだりしてました。ちなみに4〜5日前から『ザ・シェフ』を読み出して、全41巻あるうちのようやく32巻まで来ました。

ザ・シェフ - Wikipedia

法外な報酬を受け取る、臨時雇い専門のニヒルな天才シェフ・味沢 匠(あじさわ たくみ)を主人公とする料理漫画で、料理を通した人間模様を追求した内容。1話完結型で大体同じ内容、水戸黄門などの時代劇のように流れも大体同じなんですが、つい見てしまうんですよね。

昔は床屋とか喫茶店によく置かれてて、手持ちぶさたな時とかに読んだなぁ、という記憶があったので読み出したんですが、止まらないんですよ。

(普通に面白いんで見ちゃってるんですが)企業のコンテンツ作りを生業としているものとしての目線でいうと、「ワンパターンだけどついつい見出して止まらない」コンテンツって強いななんてのは思いますね。やっぱり安心感がある。

昔だと時代劇やウルトラマンドラえもんとかから始まって、最近見たものだと(あえてそうしてるんでしょうけど)妖怪ウォッチとかがそれにあたるのかな?

妖怪ウォッチでいうと、

  • 何かおかしい
  • ケータが気付く「コレは妖怪の仕業だよ」
  • ウィスパー「そんなことはな・・・えぇぇ!?」
  • 妖怪とのバトル
  • いろいろあって妖怪メダルもらう

ってパターンだし、ドラえもんの場合は

  • なにかあってのび太が悔しがる・怒る
  • ドラえもーん助けてー
  • <何か道具>
  • メリットを享受(説明聞かずに)
  • やりすぎ・いきすぎでなにかしらトラブル
  • オチ

とかですよね。

こういう鉄板のフォーマット(テンプレート)の中でバリエーションを変えていくつも話を積み上げているわけですが、こうしたものの方が長編とか入り組んだストーリーものと比べて寿命長いような気も。

作る側からすると、ある程度枠が決まっていて自由がない状況なんですが、だからこそ作りやすいのかなと。「最初の入口」「毎回変わる道具や妖怪」部分を思いついたら、あとは流れが自ずと・・・でしょうし(ただ、本人の飽きの問題やスランプの時とかは辛いだろうな・・・というのも何か分かる気がします)。

この手の「フォーマットを活かしたコンテンツ作り」は自分がシゴトをする上でも、何か参考になりそうなところがあるかもなと。