○○放題やサブスクリプションな同業について思うこと

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世のあらゆるサービスで「○○放題」が昨今増えてます。

自分自身もAppleMusicでいろんな曲を聴き放題してますし、もう辞めましたがKindleUnlimitedで本も読み放題だった時期があります。今のところ自粛してますがHuluとかのビデオオンデマンド系とかもありますよね。あ、アッチ系の動画見放題サービスもあるようですね(あえて伝聞調)。

あとは「○○放題」だけではなく「新しい課金・サービス提供方法」の括りで言うと、AdobeのCreativeCloudやMicrosoftのOffice365とかの定額制・月額制のサービス(サブスクリプションモデルなんていいますよね)にもお世話になってます。

ここ数年で「おカネのいただき方やそれに伴うサービスの提供の仕方」のバリエーションがグッと増えてきました。自分の属するデザイン・ホームページ制作・ウェブマーケティングの世界でも、「デザイン定額制」の所とかが出てきています。

そのやり方がうまくいくのかどうか、気になるところではありますし、なにか今後の自分の動きにも影響ありそうなので様子をうかがっているところです。

そんななかいろいろ考える訳ですが、まずは「なぜそのやり方に変えたんだろう?」なんてこと。結果として社内では同じor似たようなデザイン仕事をしているわけですが、もはや別商品なんですよね。だから新しいお客さんへのアプローチができると。

従来のホームページ制作だと、創業希望者向けのセミナーとかと同じで、「ホームページを新規で作ろうって考える人」がどこにいるか分かりづらいという点があります。なので営業が難しく、プッシュ型で営業すると相手にされず、待っていても誰も来ず・・・なんてことになりやすい業種だったりも。

そこで「バナーやチラシを既にそこそこやっていて、かつ都度の発注が面倒なくらい作るべきものがある企業」が喜びそうなサービスに変えて提供するようになった。・・・って話なのかなと思うんです。明らかに売りやすい商材になった感はありますよね。

正直このエッセンスは取り入れようかと思ってます。「新規のホームページを薄利多売で・・・」と当初考えてましたが、そもそも「多売」になりづらいという矛盾を感じたというのはありますね。

ただ、「新しい課金・サービス提供方法」に切り替えたプレイヤーの様子を見るに、基本お客さんとのコミュニケーションはチャットかメールで、1回ごとの注文(居酒屋の飲み放題と同じく飲み終わってからおかわりのパターン)なんですよね。まさに実作業のみな感じで、それこそいずれ価格競争・弱者は淘汰って感じになりそう。

地元近辺の郊外で食べ放題の焼肉屋がファミレスの居抜きでオープンするケースが増えているんですが、近い将来そんな感じになるのかな?するといつだったかテレビで見た「寿司アカデミーの学生が握るからこその格安寿司食べ放題」的なデザイン屋(というよりもデザイン系の専門学校とか派遣業とか別の所が新規事業として参入するのかも)が出てくるのも時間の問題なのかな?とか考えてしまいます。

さて、ウチはどのような「新しい課金・サービス提供方法」にしようか。どのみち「単にパソコンで体裁を整えるだけ」では行き詰まるはず。

そこで考えたのが、ホームページの【ガワと中身】の話。ガワなんて今日日いくらでも業者いるし、Wordpressに至っては有料テンプレで十分だと思います。自分の場合やっぱり【中身】側なんですよねー、つまりは【コンテンツ制作を(1本あたりいくらではなく)定額で】なパターンかなと。

などと言っていても今は21世紀、似たようなことを考える人はいくらでもいます。SEO業者etcからのピボット組でコンテンツマーケティング・オウンドメディア寄りの「プロのライターによるコンテンツ量産パック」的なサービスや、動画制作業者の「ちょっとした動画作りパック」の類もチラホラしているので、この辺も要チェックだろうなぁ。

・・・なんとなく自分がやろうとしていることの方向性や具体的なサービス設計が見えてきてはいるんですが、ここではまだ。上記の業者さん達が見落としていて、かつ自分が得意なところを発見しちゃいました・・・。