ちょっとした動画でいいんだよね、きっと。

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埼玉でホームページ制作やってます、スモールスタートの山崎です。
おかげさまで家族全員インフル完治しました。

ホームページ屋を名乗ってますが、動画やチラシを作ることもありまして。中でも動画に関しては、元々セミプロ〜プロが使う動画編集ソフトのメーカーでデモンストレーションやら教室の講師やらの経験を2社ほどで積んでいるので、まぁガチのプロ(編集を生業にしているという意味で)ではないですが、それなりにつくり方や業界の流れ等に関しては把握しています。

スマホを使い出すようになってからは、子どもの運動会・おゆうぎ会、また業務でもちょっとしたFacebookへの投稿などの動画撮影はスマホで済ませるようになってます(一応上の子が生まれるときに結構いいビデオカメラ買って、撮影→PCキャプチャ→編集→DVDオーサリングとかマメにやってた時もありましたが・・・)。

あと前職・前々職でセミナーの告知などをするときに30秒〜3分くらいの「ちょっとした動画」を作ったりしてYouTubeにアップロードしたりやってました。

昔はそのような「ちょっとした動画」を作るのにも、テロップの位置とかを少しでもいじりたいと思ったらPremiereやらEDIUSなり、Mac環境だとFinalcutProなどを使わざるを得ない状況でしたが、もう今はありとあらゆるアプリから動画が作れるんですよね。

ちなみに上の画像はPowerpointMac版、Office365)の「エクスポート」から書き出せるファイル形式の一覧でして・・・今やパワポからも動画作れるんですよ。知ってました?

だったらセミナーやイベントの告知とかなら、レジュメを多少いじってアニメーション付けてから、コレで動画書き出してYouTubeにアップしてとか、それを背景にスマホでグリーンバック撮影して混ぜたりとか全然できるじゃん。さらにスマホアプリでアフレコ用のものもあるし・・・。

思いっきりハードルは下がっているんですよね・・・。

「でも下がっている割りには、世の中ちょっとした動画が少なくない?」というのが今回思ったことでして。

というのも自分が運営のお手伝いをしている【全日本製造業コマ大戦】で、先日Facebookページの共同管理者になった事もあり、4/1にやる全国大会の告知動画を作ってアップしようと思っていたんですが、最初は結構しっかり作り込むつもりでいたんですが・・・なかなか時間が間に合わなくて・・・。

ただ制作者ではなく「広報的・中の人的」な目線で投稿タイミングと動画のクオリティとを天秤にかけると、【凝った動画を1週間後にFacebookに載せる】よりも明らかに【とにかく先週土曜にやったイベント後の月曜の朝にクオリティーはそこそこであっても載せるべき】なんですよね。

ということで、自分(動画編集)の中では若干納得していないんですが、それなりにつじつまを合わせてアップした次第です。なんだかんだで再生数1,000を超え、何かしらのカタチで3,700人以上に情報が届いたということでホッとした日だったんです、今日は。f:id:smallstart:20170206230449p:plain

そこで思ったのは、【動画ってクオリティーより内容、内容よりタイミング】だということ。ちゃんと伝わって・多少のインパクトが残せれば、プロによるガチなものでなくて、「そこそこできる中の人が作るちょっとした動画」でいいんですよ。

で、動画制作の世界を見渡すと、この「ちょっとした動画」をフットワークよくタイムリーに連発する人が少ないんだろうな。

もしくは企業内で作ろうかという話は持ち上がるものの、周囲の「なくてもいいんじゃない?」の声にかき消されているか・・・。

都度都度プロに制作依頼するのも中小・零細企業では現実的ではないし(安さを謳うところでも結構しますしね)、それにこの「ちょっとした動画」はどっちかというとイベント告知とか動画広告用の「使い切りな動画」用途だと思うんです。そんなものにお金かけられませんしねぇ。結局【内製で動画を量産】がベストな選択だと思います。

ただそんなこんなで作る人がいないんでしょうね・・・。企業の「中の人」だって兼業でしょうし、なかなかそこに行き着かない。

だからこそチャンスだと思うんですけどね・・・。今だったらYouTuberに憧れて動画を何本か作ったけど挫折した(多少はスキルある)人をアルバイトとかで雇うなんてのもアリかも。