自力で・・・とか自前主義とか内製主義とか

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埼玉でホームページ制作やってます、スモールスタートの山崎です。

只今セミナーというか講座の企画中でございまして、「自分でホームページとかチラシとか・・・を制作したい人向けの【考え方・つくり方】」をやろうと。

で、色々と似たような講座をやっているところとか、実際に内製(会社の内部)でやっている企業のホームページを見ている中で思ったことを今回は。

ちなみに自分の会社内で自力でどうにか・・・なんていうのを「自前主義」とか「内製主義」なんていうんですが、メリットデメリットがそれぞれにあります。

分かりやすい自前主義の好例だとジャパネットたかたとかでしょうか。自社内にテレビスタジオがあって撮影編集も社員がやっているんですが、その理由が「顧客満足」と「スピード」とのこと(古めな記事ですがリンクを・・・)。他にも自社ビジョンにこだわりがある会社とかは自前主義・内製主義の所があるようです。

http://j-net21.smrj.go.jp/establish/sougyou/entry/992/20080813.html

一方でこの自前主義の一番のデメリットが「時代の変化に取り残される」ことだったり。製造から物流そして販売まで一気通貫で大きくしてきたUNIQLOも、海外進出では結構苦戦しているようですし・・・そんな大きな話じゃ無くても、【パソコンに比較的詳しい人が作るホームページ】のまま十何年も変わらず、2010年代も後半に入った現在だとさすがにそれは・・・な感じのものがいくらでもあるでしょ?

確かに時と場合によってはアウトソースしたり協業したりと「餅は餅屋」の方がいいのかも。一応コレもデメリットとして思うところとしては、自社のノウハウが何も残らないといったところでしょうか。特にホームページ制作の場合、「パソコン苦手だから・・・」で文字1つ変えるのに他人任せではねぇ。お金で解決すればいいんでしょうけど・・・潤沢にあるんならいいでしょうけど・・・。

色々書いてきましたが、要は経営者の考えや企業としてのあり方、企業のステージ的な話なんだろうなとは思うんです。

ただ、ことホームページなどの販売・マーケティング部分に関しては、自力/アウトソースに関わらず多少は知識とか眼力・スキルをつけないと、当初のイメージと違うことになってしまうのかなと。

起業前後や新規事業を始めよう、それも「小さくはじめて・・・」という意味のスモールスタートではじめる方に向けて、【基本自力でやるつもりだけど、とはいえ一定のレベルでやるには勉強したり作ったり考えたりな手間がかかるし・・・】といった部分を知識とスキル、実制作で埋め合わせている【スモールスタート】としては、やはりまず最初は自前主義でやっていただけるといいのかななんて思います。

でも、自社・自分のことを客観視できない方、人の話を聞かない人は(内製がコストを削減に繋がるとはいえ)やめておいた方がいいと思いますね。手間もお金もかけずにうまくいく方法ないですし、ゆったりのどかに商売できる時代じゃないですし・・・。

「自分なりにまず頑張ってみる」の繰り返しってホント力つきますよ。特に制作系は【慣れ】ですと経験則から言えますね。